HEART川柳一人一句            
             平成三十年五月

 利き酒につまみ頼んでみたくなり    正武
 京友禅百花繚乱日本の美       利枝子
針の莚が浮雲になる合格日      と志子
 飽食でも飢餓でも兵は弱くなり      肇
 白黒名画思いがいつか色を着け     善弘
 命がけよくぞ反対した2票      おさむ
 カラフルな言葉の権化トランプ氏    直路
今月のこの一句
                         平成三十年五月

白黒名画思いがいつか色を着け  阪本 善弘

 私たちの年代が学生時代に観た映画には、カラーが盛んになってきても和洋を問わず白黒の名画が多く記憶に残っている。「カサブランカ」「哀愁」「第三の男」「誰が為に鐘は鳴る」「七人の侍」「東京物語」などなど挙げたらキリがない。「我が谷は緑なりき」も黒白だが、今思い起こせば、美しい緑の故郷と重なってくる。「思いが色を着ける」という表現がとても素敵だ。