今月のこの一句
平成二十七年十月
難民にお金だけかと言われそう 彰
幼児の溺死など、シリア難民のニュースには胸が痛む。国民の半分が難民で、その半分近くが国外に避難、劣悪な環境で暮らしている。そして少しでもいい暮らしをとヨーロッパを目指す難民が急増、各国で問題にもなっている。日本は遠いこともあってそう多くはないものの受け入れに無関心ではいられない。しかし、日本政府の受け入れ条件は厳しい。一千億円弱の支援金は出しているが、果たしてそれだけでいいのか、掲句から問われている。